Risa Murakami
ステートメント
プロフィール
村上里沙は、日本画の伝統的な技法と素材を基盤に、内面と自然の静かな対話を映す制作を行うアーティストである。
幼少期より自然と親しみ、都市と自然の往還を経た経験は、彼女の主要モチーフである「水面」に結実している。
その作品は、水面が外界の景色を映すと同時に鑑賞者の内面を映す鏡として機能することを示し、生命の循環や時間の流れを象徴する。
国内外のギャラリーや展覧会で制作を発表し、実践を通じて日本画の伝統を現代に更新しつつ、国際的な文脈でも評価を広げている。
コンセプト
村上里沙は、日本画の伝統的素材と技法を用いながら、自然と人間のあいだに流れる、目には見えない静かな対話を現代的な感覚で描き出すアーティストである。
彼女の制作の核にあるのは、「自然の一部として生かされている」という身体的な実感である。幼少期から自然に親しみ、成長とともに都市での生活を経験したことで、自然と再会したときの感覚はより鮮明なものとなった。その体験が、「水面」という一貫したモチーフへと結実している。
水面は、外界の風景を映し出すと同時に、鑑賞者自身の内面を映す鏡として機能する。そこに描かれる紅葉や光の揺らぎは、生命の循環、消滅と再生、時間の流れを象徴している。鑑賞者は作品を通して、自然の大きなリズムの中に自らを位置づけ直す体験を得る。
麻紙、岩絵具、金箔といった日本画の素材に、独自のマチエールや流動的な技法を重ねることで、村上は言葉に回収される以前の感情の層を可視化する。彼女の作品は、強い主張ではなく、静かな共鳴によって鑑賞者の内側に働きかける。
日本画の伝統を継承しながらも、それをノスタルジーに留めることなく、国際的な文脈で共有可能な「安らぎ」や「平和」という感覚へと開いている点に、彼女の作品の現代性がある。
Biography
- 1993
- The Art Institute of Pittsburghにて学ぶ
- 1995
- 田中青坪塾入門 福王寺法林、福王寺一彦、大野逸男に師事
- 1997
- 第52回 春の院展 初入選
- 1999
- 武蔵野美術大学卒業
- 2012
- 第67回 春の院展 入選
- 第30回 上野の森美術館大賞展 入選
- 第97回 院展 初入選
- 2013
- 第68回 春の院展 入選
- 第98回 院展 入選
- 2014
- 第99回 院展 入選 院展院友推挙
- 2015
- 第100回 院展 入選
- 2016
- 第71回 春の院展 入選
- 第101回 院展 入選
- 2017
- 個展 村上里沙日本画展 於 銀座光画廊
- 第72回 春の院展 入選
- 第102回 院展 入選
- 2018
- 第73回 春の院展 入選
- 第103回 院展 入選
- 2019
- 第74回 春の院展 入選
- 第104回 院展 入選
- リビエラチャリティー 出展
- 2020
- 第75回 春の院展 入選
- 個展 村上里沙日本画展 於 銀座光画廊
- Designart 2020 出展 TORY BURCHとコラボレーション展示
- 第105回 院展 入選
- 2021
- Designart 2021 出展 AREA Tokyoとコラボレーション展示
- 個展 村上里沙日本画展 於 東京アメリカンクラブ
- 第76回 春の院展 入選
- 第106回 院展 入選
- 2022
- 第77回 春の院展 入選
- リビエラアートフェア2022 出展
- 第107回 院展 入選 奨励賞受賞
- Designart 2022 出展 THE RITZ-CARLTON Tokyoとコラボレーション展示
- 2023
- 第78回 春の院展 入選
- 二人展 出展
- 第108回 院展 入選
- 日本画展 於 Carrousel de Louvre Paris
- リビエラアートフェア2023 出展
- 日本画展 於 帝国ホテルプラザ
- 2024
- 第79回 春の院展 入選
- スイス VOLTA BASEL Switzerland 出展
- Scope Miami Beach USA 出展
- 2025
- スイス VOLTA BASEL Switzerland 出展
- Art Abu Dhabi UAE 出展
- Scope Miami Beach USA 出展